Peace Academy
アカデミーの目標
「自分を知り、世界を変える。」
被爆地長崎ではじまったこの学校では、自分と社会の接点を見つけ出し、世界を変える第一歩を踏み出すPeace Makerを育みます。
- 何を、なぜなすべきかを定める、自己理解力。
- 課題を乗り越えるために、新しいアイデアを生み出す発想力。
- 異なる価値観を持つ人たちと力を合わせるための、多様性を認める力。
自分の考えを伝え、仲間を集める発信力、そういった力に加えて、Peace Academy vol.03では特に「長崎」という地域の歴史にフォーカスしたプログラムを計画しています。多様性を受け入れ、違いを乗り越え、新たな価値を生み出してきた長崎。その文化も踏まえながら、今の時代に必要な「平和をつくる力」について考えます。そのうえで、参加者一人一人がそれぞれのアクションを実践するところまで伴走します。
アカデミーの特徴
- 長崎という地域性を活かしたプログラムを提供します。
- 被爆80年であることもふまえ、これまで以上に長崎の歴史・文化に多く触れられるプログラムにすることを予定しています。
- 多様な専門性やバックグラウンドを持つ講師陣とともにプログラムをすすめていきます。
- およそ3ヶ月間のプログラムでは、様々な講師のレクチャーを受けるだけでなく、振り返りのワークを挟みながら、最終課題で参加者独自のプログラムづくりに挑戦します。レクチャーを通じて得た学びを行動に繋げるまでを体感することで、Peace Makerとしての第一歩を後押しします。
- Academyを卒業後は、PLABコミュニティに加わることで、学び・つながりを継続することができます。参加希望者には、実践の機会としてPeace Tourの企画や運営にも参加する機会も用意しています。
期間・対象
- 期間
- 8/27(水)~10/29(水)(全10回/毎週1回)
- 申込期間
- 7/14(月)~8/5(火) 予定
7/22(火)に事前オープンスクール(説明会)開催予定
- 対象
- U-30(長崎県在住者を優先)
- 人数
- 25名(申し込み多数の場合エントリーシートをもとに選考)
- 参加費
- 無料
Vol.03 プログラム
- 2025/8/27(水)
- オリエンテーション・代表の林田による講義「被爆100年の世界とわたし」
- 2025/9/3(水)
- ワーク:受講生のライフチャート発表
- 2025/9/10(水)
- 講義:能條桃子さん「社会と自分をつなげるには?」
- 2025/9/17(水)
- ワーク:自分と関心のある社会問題の接点、エピソードを探る
- 2025/9/24(水)
- 講義:田上富久さん「世界史・長崎史・わた史ー3つの視点で考える平和ー」
- 2025/10/1(水)
- 講義:髙田春奈さん「スポーツと平和」
- 2025/10/8(水)
- ワーク:地域の文脈を生かして平和を考えるワーク
- 2025/10/15(水)
- 講義:中村涼香さん「自分の声を社会に届ける」
- 2025/10/22(水)
- ワーク:イベント準備①
- 2025/10/29(水)
- ワーク:イベント準備②
卒業イベントとして、2025/12/14(日)にイベント開催決定!
・卒業イベント以外は、毎回19時スタート
・所用時間は90-120分
・オンラインで実施(卒業イベントはリアル開催)
・プログラムの内容は変更する可能性があります
講師プロフィール
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林田光弘
一般社団法人Peace Education Lab Nagasaki 代表理事
長崎・浦上に生まれ育つ。中学3年生から核兵器のない世界を求める高校生一万人署名活動に参加して以来、現在に渡って平和活動を続けている。2016〜2020年ヒバクシャ国際署名のキャンペーンリーダー。 2021〜2023年度にかけて長崎大学核兵器廃絶研究センター特任研究員として「被爆前の日常アーカイブ」を作成。2023年、非核宣言自治体協議会のパネル制作を担当。同年、ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会作成のデジタルアーカイブ「NO MORE HIROSHIMA NAGASAKI MUSEUM」を作成。2024年、「Peace-preneur Forum」のディレクション。同年「地球市民フェス」の総合プロデュース。同年、被団協代表団の一員としてオスロで開催されたノーベル平和賞の授賞式に参加。2025年4月よりエフエム長崎Sunrise Stationパーソナリティを務める。 -
能條桃子
一般社団法人NO YOUTH NO JAPAN代表理事/FIFTYS PROJECT代表
1998年生まれ。2019年、若者の投票率が80%を超えるデンマークに留学し、若い世代の政治参加を促進するNO YOUTH NO JAPANを設立。Instagramで選挙や政治、社会の発信活動(現在フォロワー約11万人)をはじめ、若者が声を届けその声が響く社会を目指して、アドボカシー活動、自治体・企業・シンクタンクとの協働などを展開中。2022年、政治分野のジェンダーギャップ解消を目指し20代・30代の地方選挙への立候補を呼びかけ一緒に支援するムーブメントFIFTYS PROJECTを行う一般社団法人NewSceneを設立。慶應義塾大学院経済学研究科修士卒。TIME誌の次世代の100人 #TIME100NEXT 2022選出。 -
田上富久(たうえ・とみひさ)
長崎地域力研究会 代表/元長崎市長
1956年長崎県五島市生まれ。九州大学法学部卒。1980年に長崎市役所に入庁、広報担当のほか、観光担当主幹、統計課長などを歴任。2007年に第32代長崎市長に就任。九州市長会会長、日本非核都市宣言自治体協議会会長、平和首長会議副会長などを務め、2023年4月退任(4期)。現在は長崎地域力研究会代表としてまちづくり活動に従事するほか、講演や執筆活動、京都外国語大学理事など多方面で活動中。 -
髙田春奈
株式会社エスプリングホールディングス代表取締役社長
公益財団法人日本サッカー協会常務理事/公益社団法人 SV リーグ理事/一般社団法人日本ハンドボールリーグ理事
長崎県出身。国際基督教大学卒業後、ソニー株式会社入社。人事などの経験を経て、2005年独立。人事コンサルティング 、広告代理店業などを営む。
2015 年ジャパネットホールディングス取締役(広報、人事担当)。2018 年 J リーグクラブV・ファーレン長崎上席執行役員(広報、事業、運営担当)、2020 年同社代表取締役社長。
2022 年 3 月、J リーグ常勤理事(社会連携、人事・経営企画担当)を経て、同年 9 月、WEリーグ 2 代目チェア就任。2024 年 9 月退任。
2021 年より長崎市平和宣言文起草委員会委員。
2025 年 3 月東京大学大学院教育学研究科博士課程満期取得退学。
国家資格キャリアコンサルタント。
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中村涼香
NPO法人ボーダレスファウンデーション理事
2000年長崎県生まれ。祖母が被爆者の被爆3世。高校時代から被爆地長崎を拠点に平和活動をはじめる。2017年にノーベル平和賞を受賞したICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)キャンペナーとして核兵器禁止条約を推進し、2022年、2023年に国連で開催された締約国会議に出席。被爆地の外でのアクションをさらに広げるために東京を拠点とした「KNOW NUKES TOKYO」を設立。被爆体験を継承するために企画した「あたらしいげんばく展」は20社以上のメディアに取り上げられる。2025年より現職。